2009-06-17から1日間の記事一覧

ジャック・プレヴェール

ロバと王様とわたし あしたはみんな死ぬ。 ロバは飢えて 王様は退屈で わたしは恋で… 時は五月。

太宰治「晩年」

死のうと思っていた。 ことしの正月、よそから着物を一反もらった。 お年玉としてである。 着物の布地は麻であった。 鼠色のこまかい縞目が織りこまれていた。 これは夏に着る着物であろう。 夏まで生きていようと思った。 ポケットに名言を にこれが載って…

マリーローランサン「鎮静剤」

死んだ女より もっとかわいそうなのは 忘れられた女です。

ポケットに名言を / 寺山修司

言葉を友人に持とう の一節 そのかわり私は、詩人になった。 そして、言葉で人を殴り倒すことを考えるべきだと思った。 詩人にとって、言葉は凶器になることも出来るからである。 私は言葉をジャックナイフのようにひらめかせて、 人の胸の中をぐさりと一突…

そして僕は途方にくれる

ごめんなさい、