いけすかない

「普通」という言葉の定義や本意はまた別として


夢を持ち、努力し犠牲を払い、その夢を掴み取ろうとすることは
それはそれで立派なことだとは思う。
けれど、そんな人たちは
夢もなく普通の生活を淡々とこなす人々のことを貶したりしてはいけない。
夢がないということを悲観的なことと捉えることが許せない。


普通である ということは
あまり魅力的な響きではないかもしれない。

けれど、普通である ことの素晴らしさや
普通 を維持し続けることの難しさを
考えもせず、想像もせず、
ただ罵るというのは、いかがなものかと私は言いたい。


普通でありたくても、在れない人はたくさんいる。


やっぱりみんな結局のところは
自分のことしか考えていないし、考えられないらしい。
わたしも含めて。
そんな世界の在り方に吐き気がする。
もっと寛容であるべき。


胸のうちはどうだってかまわないけれど
アウトプットする前に、一度、ひと呼吸おく。
それはめんどうなことだけど
すごく大切なことだと改めて感じた今日。
悪意のない悪事がどんなに酷いことなのか
もっとみんな思い知ればいい。
注意深く言葉を選別していれば
誰も傷つかずに済む、とは限らない。
だからこそ、よく心を澄まさないと。